カラー剤には脱色するにも発色するにも過酸化水素が必ず必要です。
過酸化水素は…細かくいうと面倒なので(笑)ある程度割愛してかきますが。
カラー剤のアルカリと反応してヒドロキシラジカルという反応性が強い酸化物を生成します。
特に鉄や銅などが髪に付着しているとフェントン反応という酸化触媒効果によって大量に生成します。
このヒドロキシラジカルはかなりのじゃじゃ馬なので脱色や発色に必要ですが同時に髪のタンパク変性を起こしてダメージを増大させます。
なのである程度制御したほうが良いということで前回ビタミンCを0.3%添加という話をしました。
ただ完璧ではないのです。。。というか何をしても抑えきれません(笑)
でも出来る事を毎回少しでもすればロングの方ほど差が生まれます。
ちなみによくある転生もののチートキャラが多重結界みたいな技あるじゃないですか(笑)?
あれみたいなもので多層防御すると一個ずつは強力では無いにしても組み合わせる事で効果的に髪のダメージを減らせます。
1,キレート剤…キャンサーなどの金属封鎖剤でヒドロキシラジカルが増えすぎるのを抑える。
2,抗酸化剤…ビタミンCでも特に誘導体のがオススメでアマゾンとかで買ってください。0.3%添加で発生したヒドロキシラジカルを除去(完ぺきではない)※入れすぎると発色不良起こすのでキッチリ0.3%以下で。
3,pH調整…マレンやマルチアシッドなどプレックス剤を添加、プレックス剤自体ダメージ抑制しますが若干pHが下がることでヒドロキシラジカルの生成速度を抑えます。(微アルカリカラーも有効)これも入れすぎると発色不良起こすので購入ページで添加量を確認してください。
4,疎水性の補修成分…ラビッドフォームやスリークエッセンスでダイレクトにキューティクル保護、インナーにはTHE CMCなどで保護します。
いまパッと思いつくのがこの辺かな?と
あとはケブラチョタンニンもありましたね!
ケブラリンクになりますがこちらは活性酸素除去、鉄や銅をキレート、ケラチンと架橋して表面被膜の効果があります。
アニオン性で軋むので後処理で使います。
ケブラリンク100倍希釈塗布してトリメン重ね塗布でコンプレックスという流れで使います。
ヒドロキシラジカルなどフリーラジカルはアルカリやフェントン反応…カラー剤塗布している間に大量発生
一重項酸素は紫外線などで励起して大量発生します。
なのでカラー剤にキャンサーやビタミンC誘導体を添加。リフト優先でなければマレンやマルチアシッドも有効
フォレストシャンプーのヘマチン
ラビッドフォームやケブラリンクで後処理などなど…
参考までに!
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