弊社が協賛している日本毛髪ケラチン協会から新しい動画を配信いたしました♪
—— KSSRをどう抑えるか!—— ・・・を配信しました。 現在のチオ系パーマ剤は、「ジチオ」を配合して 還元の平衡反応を活用しています。 KSSR(ミックスジスルフィド)の抑制して 毛髪強度を向上させるメカニズムを しっかりお話していきます。
薬機法でチオグリコール酸濃度7%が上限に対し、反応調整剤のジチオジグリコール酸を配合すると4%上限に超過した分のチオグリコール酸を配合できます
例:チオグリコール酸7%にチオグリコール酸4%+ジチオジグリコール酸4%
なぜジチオジグリコール酸が反応調整剤と言われるかというと平衡反応…
①KSSK+RSH⇄KSH+KSSR
②KSSR+RSH⇄KSH+RSSR
①式のRSHが増えると右辺に反応が進み、中間水洗でRSHを減らすと左辺に反応が進みます。
同じ様に②式の最後RSSR(ジチオジグリコール酸)が増えると左辺へ反応が進みます。
還元剤にジチオジグリコール酸が添加されると②式への反応が穏やかに進みダメージの原因であるKSSR(ミックスジスルフィド)が少なく出来ます。
詳しくは動画をチェックしてください♪
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WECO BASEではこの理論を元に還元剤には添加せず、イージス(ジチオジグリコール酸4%)という処理剤を作りました。
なぜ還元剤に添加せずセパレートにしたかというと…
中間水洗でRSH(還元剤)を減らすことで平衡反応の逆反応(バックリアクション)が起きてKSSR(ミックスジスルフィド)が減ります。
逆反応(バックリアクション)を効率よく反応させるには還元剤を減らす方法として低濃度のブロム酸0.3~0.6%を中間水洗後に塗布します。
すると残留した還元剤を酸化させてジチオジグリコール酸に変えることが出来ます。
ジチオジグリコール酸が増えると逆反応(バックリアクション)が進みやすい環境に…
やりたかったらブロム酸を水で約20倍希釈したものを塗布してください。
ただこのやり方に欠点がありまして
仮に、、、平均的なアルカリチオ7%だとpKaからしてざっくり残留還元剤が4%ほどあったと仮定します。
4%のチオグリコール酸をジチオジグリコール酸に変えるにはブロム酸だと約2.4%の濃度が必要になります。
ただ2.4%のブロム酸を使うと逆反応(バックリアクション)は起きずに普通に酸化反応が始まります。
だからと言って低濃度ブロム酸だと十分なジチオジグリコール酸は生成できないんですね
で、イージスはダイレクトにジチオジグリコール酸4%を塗布できるので効率よく逆反応(バックリアクション)を起こせます。
pHも逆反応(バックリアクション)に最適化!!
是非サロンワークでご活用くださいm(__)m
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