パーマのダメージってアルカリによるところが大きいのです…だったら中性以下でウェーブ効率の良いパーマ剤を作ってしまえばいーじゃん!!
ってことで、システアミン濃度7%と5%の2種類で中性に調整して、中間水洗しやすいように粘度のないサラサラの中性システアミンを取引先の工場で作ってもらいました^^
用意した毛束は美容師さんがカットウィッグとしてよく使う“SPILO 102 ライトブラウン”
薬剤は左から順に…
・中性システアミン7%
・中性システアミン5%
・中性システアミン3.5%※1
・中性システアミン3.5%:チオグリコール酸3.5%※2
※1、中性システアミン7%と精製水を1:1で割ったもの。
※2、中性システアミン7%と酸性チオグリコール酸7%を割ったもの。
今回は純粋にパーマ剤の還元力の違いだけを見たかったので、加温無し、処理剤なし、クリープなしの施術です。
時間がなかったので少しいい加減な(毛束が均一でない^^;)検証ですが…結果はコレ↓です。
今回は20mmのロットでまきまき…自然放置の15分で中間水洗です。
2剤はブロム酸で7分の2度付けです。
ロットアウト直後のウェット状態を見ると左から中性システアミン7%、5%、3.5%なんだか予想通りの結果に^^
写真だと分かり難いかもしれませんが、一番右の中性システアミン3.5%:酸性チオグリコール酸3.5%はリッジが弱いのですが、根元から毛先までのかかりが一番均一でした…まぁ、S1とS2の両方に作用してるので想定内ですが^^;
手触りに関しては中性システアミン3.5%:酸性チオグリコール酸3.5%が一番滑らかで柔らかく、中性システアミンは3.5%、5%、7%の順によく言えばハリコシが、悪く言えば硬質感が出ました。まぁ、中間処理でいくらでも質感コントロールできるのでその辺りは美容師さんにお任せ^^
今回の中性システアミン…
・遠赤や湿熱で加温したら?
・ホットパーマにしたら?
・プレ還元に酸性チオグリコール酸5%で中性システアミン5%を再塗布したら?
・処理剤使ったり、クリープさせたら?
・短時間でアルカリ還元剤再塗布でアクティブさせたら?
・1~2%濃度に希釈してビビリ補修にも良いかも?
ん~…どれもウェーブ効率上がりそう^^中性システアミン7%があったらいろいろ出来ちゃう?
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