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ヘアケアの基本

今日はお客様向けに書きます。

一般的にサロンで販売されているヘアケア剤は高価なものが多く存在します。

単純に原料価格が高いもや、機能性原料の配合比率が高いので当たり前っちゃ当たり前なんですが…ま、それは置いといて。

いままでサロンで販売されている高価なケア剤を使っているのに効果がイマイチなんてこともしばしば…

もしかしてヘアケア方法よりもヘアケア剤にこだわってませんか?

今日は基本的なヘアケア方法を紹介♪

①熱いお湯で洗わない。

②髪を湯船に浸けない。

③半乾きにしない。

以上です。このたった3点を守るだけでOK!!

理由はいたってシンプルです。

 

髪は繊維質なので、熱いお湯で洗えばそれだけで油分が抜けやすくなりパサつきやすくなります。

ましてや、カラーやパーマで髪本来(18MEAなど)の防御機能が失われているところにシャンプー(洗剤)をすれば余計に油分が落ちるというもの…

食器を洗うときお湯の温度が高いと油汚れがよく落ちるのと一緒ですね^^;

アミノ酸系やベタイン系といった洗浄成分がマイルドなサロン系シャンプー剤でもお湯の温度が高いと硬くパサつくものです。

洗顔にはぬるま湯を使うのに、髪には熱いお湯を使うなんて…肌は再生しても髪は再生しませんよ。

 

墨汁を染み込ませた食器用スポンジをゆっくり水の中へ入れると、じわ~っと墨汁が出てくるのが想像できませんか?

これも同じように、髪が湯船に浸かると毛髪内部へ入れたカラー剤やトリートメント成分がどんどん流出します。

特にトリートメントなどで補給した油分は脂質というものが多く、バターの様に温度が高くなると流動性が増し、お湯の温度が高ければ高いほど流出します。

本来は疎水(油)という性質の健康な髪も、湯船に浸かっている部分は親水化が顕著なので濡らすと他の部分より水分を多く含みテロンとするのがお客様目線でわかるとおもいますし…

僕ら美容師はお客様の髪を触ると…あ~ここまで湯船に浸かってるな?とわかっています^^;

この②の段階までいくとダメージ段階でいうと最終段階に近く、パーマや矯正でビビリという失敗に繋がりやすかったり、カラー剤でくすみやすくなるので、湯船に浸かるのは絶対に避けるべきです!!

 

半乾きにしない!今までさんざん美容師さんに言われていると思いますが…キューティクルが剥がれる!!

…な~んてね、実際キューティクルはそんなに弱くありません^^;

そりゃ濡れている時のほうが柔らかく剥がれやすいのは事実ですが、一日で全部が剥がれるわけじゃない。

髪っていうのはそもそも繊維質そのものなのです。

髪をタオルに置き換えて想像してみて下さい。

半乾きのタオルを乱雑にポイっと置いて乾かす…

…もうご理解頂けたかと思います。

そうです。そうなんです!!シワクチャになりますよね?

具体的にいうと…

寝癖がつきます。

絡み癖もつきます。

広がります。

艶が出ません。

枝毛も増えます。

Q.「美容院ではツヤツヤなのに、自宅だと同じ様にならない…」

A.「完全ドライを頑張りましょう!!」

完全ドライしてますか?しててなってしまうならダメージが大きいのだと思います。

そこそこのダメージならサロンで仕上げるくらいキッチリ乾かせば…

寝癖がつきません。

絡み癖もつきません。

収まります。

艶が出ます。

枝毛は予防できます。

サロントリートメントをしていなくても、市販のホームケア剤でもこの完全ドライである程度の悩みは改善できますので、まずは騙されたと思ってやってみましょう!!

普段から完全ドライを頑張っているお客様なら美容師はちゃ~んと気付いてますよ♪

※あと、この湿気の多い時期特有のことなんですが…半乾きのタオルを湿度高めで放置すると雑菌が繁殖して生乾きの匂いがしますよね?

髪は地肌の体温があるので、タオルより雑菌が繁殖しやすい条件が整っていますので気をつけましょうね^^;

まとめると…

ヘアケア剤をこだわる前にきちんと正しいヘアケア方法をマスターしなければヘアケア剤の効果が100%発揮できませんよ?ってことです。





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カテゴリー:ホームケア
2015.06.09

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