FBグループで公開した記事で評判が良かったのでこちらブログの方にも転記します^^
毎年6月あたりになるとお客様からよく相談されるのが髪がパサパサになる。首・肘・膝の内側が痒くて掻いてしまい沁みるという…
肌が痒いのはいわゆる「あせも」なんですが。
汗の出始めはミネラル類が多く含まれていてアルカリ性に傾いています。
髪や肌はアルカリに弱いので、肌は汗が一時刺激となって痒みが発生し
髪はアルカリ性に傾くことでCMCやタンパク質の流出が起きてキューティクルが開き特に顔周りや襟足の毛はパサつきや絡まりやすくなります。
簡単な解決方法は朝シャワーを浴びる。
アルカリ性の汗さえ流してしまえば刺激の原因物質は無くなるので痒みが治まりやすく
髪はシャントリは使わずにただお湯で流すだけ、仕上げに六花など洗い流さないシリコーンタイプのオイルを使うだけでパサつきや絡みが起きにくくなります。
それでも痒みが起きる方は抗菌・防臭剤のファブリーズや、抗菌防臭効果の強い柔軟剤を使っていないか確認してみてください。
今はたくさんの製品から多種多様の抗菌剤が使われているのでどれがとは言いませんが汗や皮脂に反応して抗菌防臭効果が発揮されるように…
汗や皮脂に溶けやすいものが多くこれが肌を刺激する原因にもなっていますので使用を避けること。
まずは原因を絶つこと。シャワーを浴びて汗を流すのが一番。
それが難しい日中はタオルにたっぷり水を吸わせて汗を拭きとるに限ります。
ちなみに汗拭きシートは先ほど書いたように肌の刺激となる防臭抗菌成分が配合されているので痒みがある方は使わないほうが無難です。
あと肌が弱くあせもが特に酷い方は強アルカリである石鹸は避けてください。
改善されるまでは髪が軋みにくい両性界面活性剤(赤ちゃんシャンプー)など、それとフルコートなど市販薬の中では強いステロイドで短期で治してください。半端なことをしていると改善が遅れるばかりでなく悪化しますので^^;
今年は巣籠生活で汗をかかない習慣の方が、急な気温上昇で汗をかく様になったせいかそういった悩みのお客様が多かったです。
皆さんのサロンで同じ悩みの方がいればお役に立てれば幸いです。
※肌に関してはWECO BASE に来店される皮膚科の先生の受け売りです(笑)あまりにも症状が酷い場合は皮膚科へ行くように!
※美容師さんの手湿疹もグローブで汗が蒸れますが、それも原因になります。グローブは内側が乾くまで再使用しないで複数のグローブをローテーション。外したら簡単で良いので手を洗い流すだけである程度改善されますのでお試し下さい。