『はじめまして
いつもブログ読ませていただいてます。最近、『大手メーカー』もシリコンは水で流れる、被膜しないと発表されたようですがひとつ気になることがあります。
男性の場合に多いのですが、染めたりパーマもかけていないような髪の人がワックスを使い続けると、洗浄力の強いシャンプーで洗っても“何か”が残って素髪に戻らないような手触りになるのですがそういう経験はございませんか?
もし、その原因が何かわかるようであれば教えていただければと思います。ずっとシリコーンのせいだと思っていたものですから。』
と、質問を頂いたのではじめにシリコンのお話しから…
ヘアケア剤に配合されるシリコンは正確にはシリコーンなんですが、今まで散々シリコンと呼んできたので、あえてシリコンと書かせていただきます^^;
以前に書いたブログですが↓
・2011年4月にシリコン
・2012年2月にシリコンが邪魔で色が入らない!?
ということです。
また追記するとすれば、技術の進歩でシリコンをナノサイズまで乳化できる技術であらゆる製品に配合が容易になったことや、シリコーンレジン化によって従来は悪者にされがちなアモジメチコンもプロテシルなど併用することでをビルドアップを抑制することが技術的に可能になっています。
ただ、こうして技術的な面でシリコンの課題というかデメリットとなる部分を克服してきても、シリコン=悪という世間の認識はまだまだ拭えない状態で悲しいことです。
実際ノンシリコンシャンプーの人気でシリコンが悪いとは謳っていない商品でも、ノンシリコンを強調することで悪いものだと勘違いし易い…そういった販売戦略かもしれなせんが、そう思っている一般のお客様や美容師さんが多いのが現実ですもんね。
質問の続き
『男性の場合に多いのですが、染めたりパーマもかけていないような髪の人がワックスを使い続けると、洗浄力の強いシャンプーで洗っても“何か”が残って素髪に戻らないような手触りになるのですがそういう経験はございませんか?
もし、その原因が何かわかるようであれば教えていただければと思います。ずっとシリコーンのせいだと思っていたものですから。』
…ですが、こればかりは毛髪診断をしてみないことには何とも言えません。
勝手な推測をすれば…
・カラーやパーマをしていないということであれば18MEAが破壊されていないので、皮脂過多の方は皮脂が出れば18MEAを伝わり、尚且つ洗浄力の弱いシャンプー剤で洗っていて皮脂が取りきれず酸化してしまっている。
・しっとり系のシャンプーやトリートメントには、わりと不乾性油や油性ポリマーなどが多く配合されていて、単純にすすぎ残し。
人によって原因や症状は様々なので…詳しくは診ないことにはわかりませんが、とりあえずコンディショナーやトリートメントなどの使用を控えて頂いたらどうでしょうか?
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