φ型ケラチン…巷では羽毛ケラチンやフェザーケラチンなどと呼ばれますが大きく分けると2種類に分かれます。
ひとつはWECO BASEで取り扱っている低分子のφ型ケラチン…もう一つはリトルサイエンティストの高分子のφ型ケラチン。
よく言われる羽毛ケラチン、フェザーケラチンの特徴は軽いのに柔らかくて弾力性のある…これってどちらかというとリトルさんの高分子φ型ケラチンに当てはまる言葉なんですよね^^
低分子のφ型ケラチン25%溶液のファイマックスー750
↑を販売しているのにこんな事言うの変だけど…羽毛ケラチンの良さを知るなら高分子φ型ケラチンを使ったほうが分かりやすい^^;
※僕も低分子のφ型ケラチンを軽くて弾力があって艶々なんて言ったことあるけれど、羊毛ケラチンから比べれば、その質感は間違ってないし、嘘は言っていない^^;
まぁ、同じφ型ケラチンでも分子量の違いで特性が違うって事ですね。
高分子のφ型ケラチンを知りたい方はリトルさんにお問い合わせ下さい。WECO BASEが取り扱っているのは低分子のφ型ケラチンなので^^;
今日の本題!!ファイマックスー750の優位性!!
※今回も分かりやすく伝える為に事実とは若干異なり正確性に欠けるので詳しく知りたい方は自分で調べてください^^;
加水分解って言葉ありますよね?あれは塩酸で分解したり、プロテアーゼなどの酵素で分解して分子量を小さくするんですが…分かりやすく言えば綺麗な大きな布地をボロボロに引きちぎって細かく分解している感じです^^;
ちなみに羊毛ケラチンが処理剤に使われる理由は人毛ケラチンのアミノ酸組成に近いからなんですけど、そんな羊毛ケラチンが健康毛に近い栄養分…疎水性でいられる分子量は約20.000まで!!それ以下の分子量は親水性になって補修どころかダメージを加速させます。
ダメージ毛(親水化)によりダメージさせた栄養分(親水性)を入れても意味ないでしょ?ダメージ毛(親水化)には健康な栄養分(疎水性)でなきゃ^^
じゃあ低分子で使えるケラチンは無いのか?…ということでファイマックスー750の出番です!!
ファイマックスー750のφ型ケラチンは水鳥の羽毛が原料なんですが…
水鳥の羽って…
疎水性じゃなくて撥水性なんですよね…
分子量を750という低分子量まで加水分解しても…
疎水性!!
さらに酸縮合させると分子量が20.000OVER!!
さらにさらにカチオン物質とイオンコンプレックスして毛髪への吸着性が高まる!!
酸縮合とかイオンコンプレックスって分かりづらいと思うのでこんな感じにわくわくさんみたいに工作してみた…
毛髪がカラーやパーマのダメージによってダメージホールという穴が開きます↓
そこに疎水性低分子φ型ケラチン“ファイマックスー750”を浸透させ、ダメージホールを補修していきます。
ちなみに“ファイマックスー750”に配合しているペリセアがφ型ケラチンのカルボシル基と相互作用し、お互いに毛髪外部へ流出し難くなるので、φ型ケラチン単体で使用するより効果的になっています↓
浸透したφ型ケラチンをpH4付近の酸を重ねて塗布すると…瞬時にギュッと縮合します♪
シリコンでシリル化したヒートケラチンより操作は簡単ですね^^
このとき分子量750から一気に分子量約24.000付近まで高分子化します↓
ちなみに高分子PPTの補修イメージはこんな感じ↓
大きなダメージホールは補修出来ても小さなダメージホールの補修は苦手^^;
大きなダメージホールも小さなダメージホールも補修できるのが疎水性低分子φ型ケラチン“ファイマックスー750”なんですね♪
※よくトリートメント処理剤を誤解される方がいます。トリートメント処理剤は治療ではなく、補修です!!そこの意味を履き違えないように施術をお願いします。トリートメント処理剤は施術次第で良くも悪くもなるものです^^;
次回は“疎水性低分子カチオン化φ型ケラチン”と“疎水性高分子アルキルカチオン化γ型ケラチン”の混合処理剤“Alice”の補修イメージです^^
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おまけ…
φ型ケラチン粉末を密閉式の容器に小分けしたものを久しぶりに開いたら…
…密閉しきれてなかったのかな?1/3くらに圧縮して、バブみたいな固形になっていた^^;
このバブみたいなφ型ケラチンに秘密のPPT粉末を混合して実験♪
ムフフなPPT濃度50%!!
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