クリープ時に使用したケラチンはファイマックスー750Ver.と某有名:アルキル化ケラチンVer.で検証。
毛束はカットウィッグの“SPILO 102 ライトブラウン”から切り取ったものを使用。
還元剤は現在開発中の中性システアミン7%で手順は以下の通り。
①20mmロッドに中性システアミン7%塗布、湿熱で10分。
②中間水洗
③左がファイマックスー750(φ型ケラチン)を精製水で10倍希釈、右がアルキル化ケラチン(γ型ケラチン)をエタノール35%溶液で10倍希釈したもので10分湿熱クリープ。
④クリープ後ヘマチンでケラチンを架橋
⑤バッファ剤…φ型の酸縮合による高分子化の為。
⑥ブロム酸を7分の2度付け。
ウェット状態↓ではあまり差は無いけれど、クリープ無しのコールドパーマとホットパーマに比べればかなりウェーブが安定している…まぁ、本当はアルカリでアクティブさせたクリープが一番なんですが^^;
ドライ後↓はクリープ時に使用したケラチンPPTの種類の違いでは驚きの結果です!!
左がファイマックスー750で右がアルキル化ケラチンです…一目瞭然の結果ですね^^
柔軟性、ハリコシ、手触りはどちらも遜色ない…ただ違うのはファイマックスー750の方が“ツヤツヤ☆”そして“軽いっ!!”
個人的には美容業界最強!?の某有名会社のアルキル化ケラチンの方が安定したウェーブ形成すると予想してたんですけど^^;結果的にはWECO BASEのファイマックスー750の方がダレが少ない♪
結果から考察するに…
同じ疎水性ケラチンでもファイマックスー750の分子量は750、今回使用したアルキル化ケラチンの分子量は20000~40000。
つまりファイマックスー750という低分子の方が毛髪内部のダメージ箇所隅々までに行き渡り、毛髪内部の細部まで浸透し、ヘマチンにより架橋…たぶんこのときにヒスチジン残基に結合する量が必然的に高分子のアルキル化ケラチンよりも効率が良かったのだと推測。
さらに、ファイマックスー750の最大の特徴、酸縮合により分子量約750から約24000へ分子量が高分子化する為、毛髪内部をクリープ後分子量が増した為に形状が安定し、ドライ後のダレが最小限に止めたと推測する。
どちらも内部・外部に作用しますが、イメージ的にはファイマックスー750が主に内部から…アルキル化ケラチンが主に外部からってとこでしょうか^^?
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