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羽毛ケラチン

これが末端価格○○万円の・・・な~んて危ないクスリではありませんよ~!!

これはいつか書いたアレです→φ型ケラチン…の粉末…いわゆる原料そのものですね^^

φ型ケラチンって羊毛ケラチンのα型、γ型と比べて意外と知られてはないんですよね^^;

いつだかWECO BASEのトリートメントは髪質の状態にもよりますが破断強度を約130gfまで毛髪補修・強化する的な内容で書いた?気がしますが…今回はその処理剤をサロン向けトリートメント処理剤として開発中のものをちょこっと公開します^^;

まず始めにこのφ型ケラチン粉末の5%溶液を作ります。

精製水に溶かします…そしてクルクルと攪拌…出来上がりました^^;φ型ケラチン5%溶液↓

ちょうどミドルダメージに効果的な濃度です♪

サロン向けのφ型ケラチン濃度は20%で販売予定☆今後の研究で濃度設定を変更するかもしれませんが^^;

5%溶液をさらに1%まで希釈したのがコレ↓綺麗な淡黄色でほぼ無臭!!コレにクエン酸0.1%溶液を混ぜると…

見た目でも分かりますよね???瞬時に酸縮合を起こします☆詳しくは→φ型ケラチンを参照して下さい。

WECO BASEで取り扱いのあるφ型ケラチンは分子量750なので、毛髪内部への浸透性は抜群です…ところが低分子なだけに外部へ流出しやすいという欠点も^^;

しか~し!!酸処理することによって瞬時に酸縮合し分子量24000オーバーの疎水性高分子ケラチンに^^さらにカチオン処理を同時施術するとイオンコンプレックスによって吸着量UP!!

低分子ケラチンから疎水性高分子ケラチンになる為、毛髪外部に流出しにくくなります。

他にもφ型ケラチンの特徴は、アミノ酸組成で羊毛ケラチンと比べ1.5倍も疎水性アミノ酸が多く含有している事とケラチン構造がβシート構造だということ!!

羊毛ケラチンは親水性アミノ酸を多く含有しているので…特に分子量20000以下のケラチンになると、より親水性の傾向が強くカラー剤やパーマ剤をかえって阻害するからできるだけ分子量2000以上の疎水性の強いケラチンが望ましいのだけれど…それを解決してくれるのがφ型ケラチンなんですね^^分子量750と低分子ながらも疎水性の傾向が強いのでカラー剤やパーマ剤を阻害しにくい低分子ケラチンなんですね~♪

またケラチン構造的にも羊毛ケラチンだと毛髪内部を補修するとき点々と吸着しますが…φ型はケラチンなのに、βシート構造で…いわゆるシルクの様に面で吸着補修するため…また疎水基が毛髪外側に向かって露出した形で吸着もするので疎水性が強いのもうなずけますよね?

同じ“ケラチン”でも性質が羊毛とは別物なんです!!

WECO BASEではφ型ケラチン単体で使用することはありませんと以前に書きましたが…酸処理+カチオン処理をする際に他の低分子・中分子のPPTを巻き込んだ形で高分子化します↓φ型ケラチン単体で酸処理+カチオン処理したときよりもハッキリと高分子化したのが分かると思います!!何を配合したかは企業秘密★ヒントはペリセア、カチセロ、アルギニン、リシン、ヒスチジン・・・後は・・・やっぱり企業秘密^^;

さらに応用編として…毛髪内部でイオンコンプレックスを生じつつも…毛髪表面にも分子量24000以上の疎水性ケラチンむき出しという事はさらに高分子の“コンプレックスを生じる何か”をつければポリイオンコンプレックスを生じる^^???

…なんて機能性のあるトリートメント処理剤を只今研究開発中です♪





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