ウェーブ形成はどのタイミング?
これは以前投稿した記事なのですが、最近立て続けに応力緩和について記事にしていたので一緒に再考できたらと思います。
通常コールドパーマはワインド→1剤→テストカール→中間水洗→2剤
今回は1剤→中間水洗→ワインド→2剤でやってみました。
こちらカール9で還元後↓
左はワインド→5分加温→ブロム酸5分×2
右はワインド→ブロム酸5分×2↓
結果はこちら↓
左の5分加温クリープタイムは綺麗にかかった。
右のクリープタイム0秒でもそれなりにかかった。
どう思いますか?
応力とはいわゆるテンションのこと
新井先生とテンションの話になって、テンションを強くしてもパーマが強くかからないのはなぜか?って聞いたら、曲がるのはテンション(応力)ではなくてテンションがリリーフ(緩和)した時に曲がるつまり応力緩和だって話を始めて、たぶんその時に美容業界で初めて応力緩和の話がでてきたんだよね。
ロッドに髪の毛を巻いてすぐに外してもパーマはかからない。
でもロッドを巻いて長く置けば次第に曲がってくる。
この曲がってくる時間をクリープ期って表現してたんだよね。」
この重要なポイントは「緩和したときに曲がる」という部分。
今回の実験がまさにコレです。SS架橋が還元して軟化した状態でロッドに巻く。
5分巻かれた状態で毛髪内部がクリープし緩和した結果リッジが形成されました。
通常プロセスでは一番初めにワインドしますが、この時点でテンションを強くかけても掛かりません。中間水洗後に緩和するリラクゼーションタイム(緩和)とも呼べるクリープ工程を置くことでパーマの掛かりが良くなります。
通常プロセスのテストカール時にOKだからすぐに2剤工程に入るとダレやすかったり持ちの悪いパーマになってしまいます。それは画像②のクリープタイム0秒みれば一目瞭然です。
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