応力緩和とクリープについて。
検索すると…
・クリープは応力を加えると歪が発生して変形していくこと。
・応力緩和は一定の歪を与えた状態で徐々に応力が小さくなること。
難しく言うと分かりにくいのですが(笑)
わかりやすくいえば…
・クリープは力を加えると形が変形していく状態。
・応力緩和は時間経過で元の形に戻らずに馴染んでしまうこと。
よくゴムやプラスチックで例えられることが多いのですが僕は和弓のが分かりやすかったので思い出とともにご紹介します。
とはいっても本格的な和弓の作り方ではなくお遊び程度のものですが…
竹を割いて茹でて柔らかくなった状態で曲げてしなる形状にしたら冷やして固定するだけ
ヒートガンがあればもっと簡単に出来ます。
職人さんが作る時は乾燥や油抜きなどもっとたくさんの工程があるのですが
うちの実家が木工扱う家業だったので道具は揃っていて子供の頃父親に手伝ってもらって作って遊んだ覚えが。ちなみに1メートルくらいの長さでもいろいろ工夫するとかなりの殺傷能力があり危ないってことで祖父(猟師)に封印されました(笑)
話をサロンワークに変えます…
一剤付けて放置→テストカールOK→中間水洗
という流れですが、これでもまだ髪の内部ではまだ元の形状に戻ろうとする反発力が若干残っています。
ここ酸化固定するとダレやすかったり落ちやすいパーマの完成。
ロッドの形状にまだ反発して戻ろうとする力が残っているときは中間水洗後に時間を置くほどに戻ろうとする反発力がなくなりロッドの形状に馴染んでしまいます。
ここで酸化すればダレにくかったり大きな弾力あるカールや持ちの良いパーマに仕上がります。
なので中間水洗後時間を置きましょう。温めるとクリープを促進します。
この辺りは深堀するとSS/SH交換反応やバックリアクションといった反応過程の話に派生しよりダメージの少ない理論展開や
ヘナ毛や微シス毛などかかりにくくダレやすいケースでは物理的に応力を調整する小径から大径ロッドへの巻きなおし技法へ繋がります。
そのうち新井幸三博士の毛髪理論を基に製作した動画でご紹介出来ると思います♪
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