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GMTを使うなら絶対知っておいた方がいい特徴

エステル還元剤のGMTを使った縮毛矯正は経時劣化でパサついて荒れる!

という意見や…

他の還元剤と比較してダメージも少なく柔らかく艶々!

これどっちも正解!GMTの特徴なんです。

※価格は500g 6.600円(税込)詳細は画像をクリックしてください。

パサついて荒れてしまうのも柔らかく艶々になるのも操作次第によるもの

ではでは深堀りしていきましょう~まずは…

・チオグリコール酸=チオール基にヒドロキシ基

・チオグリセリン=グリセリンのチオール誘導体、グリセリンの3つのヒドロキシ基のうち1つがSH(チオール)に置換

・GMT=チオグリコール酸(COOH)とグリセリン(OH)が(COO)という脱水縮合によってエステル化

前置きはこの辺にしておいて、今回はチオグリコール酸とGMTで(笑)

還元効率でいうとpH5の酸チオもGMTも差ほど変わらない…んだけど

チオグリコール酸のpKaは10.40、pH5だとほとんどイオン化しないから還元力は発揮しない

GMTのpKaは7.81、チオグリコール酸と比較するとpH5でも若干イオン化して還元力を発揮する

ただこれでも還元力が弱いことは変らないんだけどGMTはエステルなので加水分解を起こすとイオン化するので時間経過でエステルの加水分解が進むほど還元力が増してくる。

でもpH5ではたかが知れてる💦

GMTのエステル還元剤という特徴で加水分解が進んで少しずつイオン化するのだけれど、加温すると加水分解がより進み細かくはpHと温度に依存するけど加温するだけでざっくり40%ほど還元力がアップする。

つまり加温することで分子が活発に動き始め脱プロトン化が進み還元剤がイオン化して還元力を持つ。これは他の還元剤でも同じことが言えるけどGMTのpKaの値が低pHでも活性化しやすい点にある。

こういった特徴で加温することで酸性チオグリコール酸よりもGMTのほうが酸性でも加温することである程度の還元力を担保できる。

でも加温はムラができるのでオススメはしませんけどね。

ではGMTは弱いままか?といえばそうではなくて、残留したGMTがアイロン熱で活性化することで瞬間的に還元力を発揮するタイプなんです。。。まぁ他の還元剤も熱活性しますが💦

他の還元剤と違うところはGMTの両親媒性という特徴で浸透しやすいけど、内部に吸着して残留しやすい特徴も併せ持ちます。

なので中間水洗時にシャンプー使って流し過ぎると熱活性が弱く伸ばしづらくなります。癖が強く伸ばしたいのであれば中間水洗時はシャンプーは使わずお湯のみか、トリートメント馴染ませて流すくらいがちょうど良いです。

だからといって必要以上にGMT添加して残留させるとダメージの原因に繋がります。

一見矛盾しているようですがこの髪質と癖の強さに応じた濃度を見極めるのが大事になります。

残留を前提に添加量が多すぎても少なすぎても…です。

ちなみに20分未満では加水分解が十分でないので仕上がりに硬さが出やすく伸びはそこそこ

30〜40分放置すると加水分解が進み、仕上がりは柔らかさと伸びのバランスが良く艶々になりやすくなります。

では、GMT矯正が経時劣化でパサついて荒れる原因…その分岐点は

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