弊社には六花オイルと五花オイルの2種類があるのですが…
よくこの2つ何が違うんですか?と聞かれます。
ということでこの2つの違いについて!
まず洗い流さないオイルトリートメントといってもたくさんの種類があります。
・植物オイル系
・水添ポリイソブテン系
・ミネラルオイル系
・シリコーンオイル系
このいずれかをメインに他の油剤が助剤として配合されることが多いと思います。
市販だと上3つがメインであることが多く、サロン専売品はシリコーンオイル系がメインであることが多いです。
上3つはオイル系スタイリング剤としてはいいと思うのですがヘアケアオイルとしては少し疑問に思うところです💦その辺はあえて深掘りはしませんが。
サロン専売品のシリコーンオイルの構成はというと
・シリコーンオイル…80~95%
・植物油…5~20%
だいたいシリコーンオイル:植物油は8:2~9:1くらいと思って頂ければ間違いないです。
この比率基本的にはしっとり系は植物油の比率が高く、サラサラと軽い質感のものは植物油の比率が少ない傾向にあります。
メインのシリコーンオイルの構成にもおおよその配合比率がありまして…
ほぼ揮発性シリコーンオイル…シクロペンタシロキサンになります。詳しい方はD5やKF〇〇なんて言ったり聞いたりしたことがあるのでは?
揮発性シリコーンは言葉通り揮発して飛ぶのでほとんど残らずベタつかずサラサラとした質感になります。何の目的で入れるのか?というと伸びの悪い植物油や高粘度のシリコーンオイルを薄く伸びの良い形状にするためです。
分かりやすい例えで言うとペンキでいう薄め液みたいなものですね。
残りは高重合シリコーンなどになりますがこちらは主に艶や被膜形成を担当します。
実際処方したことのある方なら他社メーカーの使用感である程度この比率分かります(笑)
まとめると揮発性シリコーンで伸展性いわゆる伸びの良さと軽さ調整をし、中~高粘度シリコーンで指通りやまとまり艶など被膜形成を調整。主にこの2つのバランスで使用感を調整します。
話逸れますが…まぁ~シリコーン原料は高い!めっちゃ高い!!…ただの愚痴です(笑)
で、六花オイルと五花オイルの違いについてですが…
六花オイルはシクロペンタシロキサン主剤にアスタキサンチンの抗酸化やメドゥフォームラクトンのアミド結合する機能性オイルを組み合わせています。
毎日使うホームケア前提で処方したものなので、使用継続しても重くなり過ぎない様に軽い仕上がりにしています。
ちゃんと保湿して紫外線やドライヤーの熱から保護するケアオイルです。
五花オイルは業務用オイルで特徴的なのはジフェニルジメチコンを採用した点です。
ジフェニルジメチコンはπ電子由来の屈折率ブースト効果があります。
フェニル基(=ベンゼン環)のπ電子が動きやすく光を強く曲げる能力が高いので簡潔に言えば屈折率が高いオイルとなっています。
もう少し深堀りするとフェニル基というのはざっくり言うと電子がリング全体に広がってる状態で単結合の様に固定されていません。
なので光が当たることで電子が分極しやすく電子がよく動くので屈折率が上がるという仕組みです。
また髪の屈折率1.55に対し、ジフェニルジメチコンは1.5付近なのでダメージで艶を失った髪に対し不自然過ぎないあくまで自然な艶に近い状態になります。
もう2017年とかなり古い記事になりますが使用例を参照してみてください→鏡面仕上げ
ただジフェニルジメチコンは重い!なのでシクロペンタシロキサン(D5)よりもさらに揮発性と軽さのあるシクロテトラシロキサン(D4)を配合したのですが…
試作段階ではこれだけの組み合わせでもまだまだ重かった(笑)
本当はあまり記事にはしたくなかったけど…シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールいわゆるネオソリューアクリオですね。
これを組みこむことで界面が最適化されて軽い仕上がりに作ることが出来ました。
言うても六花オイルよりもしっとり重いですけどね(笑)
この保湿の強さと被膜による艶は矯正時の水分コントロールと仕上がりの艶に直結します。
なので使う頻度としてはホームケアよりも業務的な性格となっております。
もちろん五花オイルの使用量を加減してホームケアで使うことはダメではありません。六花オイルでは
物足りないという方は五花オイルを試してもいいかもしれません。
六花オイルと五花オイルの違いはいかがでしたでしょうか?
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