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ハイダメージ毛にカラーリングするとなぜ濁る?

新年早々…スタッフにカラーのおさらいをしました!!

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ハイダメージ毛は、なぜカラーの発色が濁りやすく、色落ちしやすいのか?

単純なはなし…傷んだ髪は親水化し、極性はアニオンよりになります。

カラー剤の染料…ジアミンは一剤のアルカリと二剤の過酸化水素に反応してジアミンが活性化してカチオンに帯電します。

もう答えは出ましたよね^^;

健康毛の電荷はほぼほぼ±0なので、染料はす~っと浸透していきますが、ダメージの進行した毛髪はアニオン―よりになるので、内部へ浸透する前に活性化したジアミン+がアニオン―に捕まり表面で集中的に酸化発色してしまうので、染料が表面で重なり過ぎてしまうために濁った発色をし、退色が早まります。

理由はこれだけじゃないんですが、数ある濁りの原因の中の一つではあると思います。

で、「ハイダメージ毛は、なぜカラーの発色が濁りやすく、色落ちしやすいのか?」

の原因の一つが分かったら、どう対処するべきか?です。

親水毛→疎水毛に近づければいいわけで…つまり疎水化です。

具体的にはカラー剤を塗布する前に疎水化するよう前処理を行います。

施術手順はこちら…

フォレストシャンプー→タオルドライ→CMC類似脂質を少量コーミング&揉みこみ1分

→アリス塗布少量コーミング&揉みこみ→ハーフドライ→お流し

→タオルドライor完全ドライ→カラー剤塗布。

ハイダメージ毛に上記前処理を施術すると濁りにくく、色持ちの良いカラー剤本来の持ち味が最大限発揮されます。

ちなみに軽度のダメージ毛であればカラー剤にCMC類似脂質をカラー剤の総量に対して10%ミックスでも有効です。

※カラー剤にミックスした場合、同時進行で反応は起きますがCMC類似脂質は一分ほどでど素早く内部へ浸透し、親水化によって失われた薬剤の通り道CMC経路を作るので、CMC浸透→脱色→酸化発色の順で反応するので簡易なCMC経路復活&疎水化とカラーリングが同時進行で出来るのでオススメです^^

もちろん仕上がりは発色良好&艶サラ~な質感です!!

では(´・ω・)ノ

 




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