…うむ。
今日はなかなか上手くドリップでけました^^
さて、こちらジェル9が弱く感じるという声がちらほら…
ジェル9はチオグリセリンをメインにした還元剤なので通常の矯正剤とは還元部位が違います。
単純に還元パワーが弱いというより、還元パワーの質が違うと解釈してもらえると幅が広がると思います。
ジェル9は還元部位(S2)の特性上、吸水毛や親水化したダメージ毛を得意とします。
逆をいえば、疎水性のマトリックスとマトリックス間を架橋しているS1がそんなに流出していない健康毛に近い毛質には通常のハードタイプの還元剤(S1)で無いとジェル9ではパワー不足です^^;
ダメージしているけど親水化しておらずまだ疎水を保っている毛質やバックウェーブが起きやすい等の毛質には通常のハードタイプとジェル9を混ぜて調整すると負担を減らして綺麗に伸ばしやすくなります。
例えば…
アルカリ度7 pH9 チオ7% というハードタイプの矯正剤(高アルカリ 高還元)
に…
アルカリ度2 pH9 チオグリセリン4% チオグリコール酸2%というジェル9(低アルカリ 高還元)
を、1:1で割ると…
アルカリ度4.5 pH9 チオグリコール酸4.5% チオグリセリン2% になります。(中アルカリ 高還元)
実際にはアルカリ剤の種類と還元剤の違いでこんな単純ではありませんが…特にpHは^^;
ただ、調整したことによって通常のハードタイプの矯正剤と比べて還元部位(S1、S2)を均一に還元しやすくなります。
また高pHでも中アルカリに下がったことで還元速度が若干緩やかになりますので過軟化を起こしにくい矯正剤として使えます。
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