「中性還元剤で癖は伸びるの？」
スピエラやGMTなら従来の還元剤に比べｐH全域で可能でしょうけど…リブラシリーズは配合していません＾＾；つまり、スピやGMT以外の中性還元剤でって質問を頂いたんですが…
まぁ、リブラジェルシリーズはジェル９以外は中性以下ですからね…
ジェル９…ｐH９ チオグリセリン４%+チオグリコール酸２%
ジェル７…ｐH７ システアミン５．６%
ジェル７+…ｐH７ チオグリセリン５．９%
ジェル５…ｐH６．５ チオグリコール酸６%
伸びるかどうかは…一言でいえば条件によりけりです＾＾；
個人的には親水化が顕著であればアルカリは必要では無いかなと思います。
だって、アルカリで膨潤軟化させなくても浸透するし…
※もちろんｐHの違いによる還元部位の違いもあるけど、とりあえず置いといて＾＾；
アルカリでチオラートさせpkaの値が…なんてのはコールドでは大事だと思うけど矯正の場合は高温のアイロン熱があるし…
なんていうか…矯正に関しては還元コントロールも大事なんですが…水分・油分それぞれの量と質のバランスをダメージのコンディションに合わせて、そこに温度を加えることで一剤の還元不足をカバーできたり…
だから中性還元剤でも癖は伸ばせる場合も…
今回のお客様は一年ぶりの矯正…
リブラジェル５と７+を１：１で割ったものなので還元剤スペックは…
おおよそ、ｐH６．５~７ チオグリコール酸３% チオグリセリン２．９５%
根元と毛先は同一薬剤を時間差で塗布。
仕上がりはこんな感じ↓
水分・油分それぞれの量と質のバランスを整え熱を加えれば、通常伸ばせないスペックの一剤でも癖も伸ばせる条件は整います。
では(´・ω・)ﾉ
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