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熱処理時のダメージ軽減にCMC類似脂質と六花オイル

以前のCMCについての記事→CMC類似脂質と縮毛矯正の相性が良い理由。

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簡単に言うと還元剤使用時はアルカリカラー時に比べて処理剤が深く浸透するよ!って内容でした。

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なので、質感的な持続性が向上するという…。

んじゃ、今回はまた違った角度から!!

家ではストレートアイロンやコテによるスタイリング…

サロンではデジタルパーマや縮毛矯正といったメニュー…

どれも高温を使いますよね?

この高温使用時のダメージを軽減するにはオイルです!!

オイルを使うことでダメージの軽減が可能になります。

何故か?っていうと熱伝導が悪くなるからです

例えば…

フライパンの上に油を引かずに肉を高温で焼くと熱伝導が良いので焦げ付きますが、油を引くと熱伝導が悪くなるので焦げ付きにくくなります♪

これを髪の毛で言うと…

健康な髪は疎水性…脂質を保持しているので、ある程度の熱処理に対して綺麗に仕上がりますが…

ダメージが進み親水化(脱脂)した毛髪は熱に対して焦げ付きやすくなっています^^;

ダメージ毛に対して温度を低く設定するのはそのためです。

ですが、それだけでは熱量が低く圧縮蒸気による還元促進や水素結合が重要な矯正やデジ、コテなどが上手くいきません。

なのでオイルをつけてあげると熱伝導が悪くなるので、高温アイロンでも熱を置く時間調整で水抜きが容易に出来、また温度の過度な上昇による炭化も起きづらくなります。

ちなみにオイルは重合反応を起こし固化します。

ヨウ素価が高いものほど重合反応しやすく毛髪に残留しやすくなるためオイル選びは慎重に^^;

少し余談ですが…

もともと疎水性の髪がダメージによって親水化して熱耐性の無くなった髪にはオイルが良いと書きましたが…

アイロンのプレート面に撥水機能を持たせたアイロン施術でも毛髪の熱による炭化を抑えることが出来ます。

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テフロン加工…いわゆるプレート面をフッ素コートしたものですね。

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フッ素コートによって撥水性を持たせると髪にオイルをつけた時と同じように熱伝導が悪くなりますので、高温でも熱を置く時間調整で水抜きが容易に出来るので矯正時のアイロンの失敗が減ります♪

ちなみに最近ハマっているアイロンがこちら↓のラディアント!!美容師さんの間では有名ですね^^;

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こんな数値も目安にしてみて下さい(ちょっと適当です^^;)

表面張力(表面自由エネルギー)の単位はmN/m

水: 73mN/m

油(植物油平均): 25~35mN/m

シリコーン: 16~30mN/m

フッ素樹脂+シリコーンだと10~25mN/m

WECO BASEでは、毛髪内部はCMC類似脂質…毛髪表面はD5とオーガニックのハイブリッドオイル六花で疎水&超弱撥水処理の上でフッ素コート系アイロンでの施術がメインとなっています。

CMC類似脂質と六花オイルの使い分けを書くの忘れてました^^;

CMC類似脂質はインナータイプとして薬剤に混ぜて毛髪の深部へ入れて質感を向上させて下さい。

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六花オイルは内部にも多少浸透しますが、アウタータイプとしてデジのワインディング前に…矯正は中間処理後に…家ではシャンプートリートメント後にお使い下さい。

では(´・ω・)ノ





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