ヘナ毛にパーマや矯正はかかりにくい…というのはあるあるで中にはヘナで染めているからという理由で断られるケースもあるそうです。
そもそもなぜヘナ毛はかかりにくいのか?を知るところから…
ヘナで髪を染めると染色成分のローソニアとケラチンタンパクが結合し発色します。
またヘナに含まれるポリフェノールの作用で疎水化され髪が補強されることで太くしっかりした質感になります。
この疎水化の程度がかな~り強いんです!!
美容室でも疎水化するトリートメントしますが…というのも健康な髪は疎水性でケミカルダメージで親水化し髪は乾きにくく、乾いたらパサパサしてしまうからです。
親水化した髪を疎水化して疑似的に健康毛に近いコンディションに調整するのですが
疎水化するにも疎水物(トリートメント)の強さでCMCやケラチン…他にセラックやタンニンなどありますがヘナはその中でもかなり強力に疎水化する力を持っています。
疎水化が丁度良ければ扱いやすいハリコシですが度が過ぎれば硬くなります。
なのでヘナで染めた後にギシギシになるヘナショックという言葉もあるように疎水化が強いと髪は硬さ越えてギシギシになってしまいます。
ギシギシはある程度繰り返し洗っていれば落ち着きますが、内部でしっかりと結合したポリフェノールはなかなか戻りません。
これはメリットでありデメリットなんですが…
メリットは疎水化によるハリコシや速乾性
デメリットは矯正やパーマがかかりにくいことです💦
ここもう少し深堀りしていくと疎水化したタンニンは髪のタンパク質と強力に架橋した状態で疎水化しているので還元剤が浸透できないことで掛かりにくいという現象が起きます。
シンプルに強アルカリで膨潤させればいいか?というと半分不正解です。
アルカリで膨潤させてもポリフェノール…ポリ=たくさん フェノール=水酸基 この多点でがっちり結合するためアルカリ膨潤だけでは緩くすることが出来ても疎水部まで還元剤が届きにくいのです。
もちろんタンニンの吸着度次第なのでアルカリ還元で膨潤させるだけで上手くいくケースもありますが…
その分ダメージもでるのでではどうしたらいいか?というと…キレート剤が効果的に効きます!!
※こちらキャンサー29は酸性~アルカリどのpH域でも髪に付着した余分な金属類を封鎖して薬剤設計本来の化学反応を起こします。

で実はタンニンもキレート作用があって、髪のタンパク質とタンニンそこに金属類が反応することで金属錯体を形成し通常のアルカリでは崩れないほど構造が安定します。
この安定性がヘナのハリコシが取れない理由でもあるのですが(笑)こと還元しようと思うと厄介なんです。
ここにキレート剤のキャンサー29を還元剤に添加するとどうなるかというと、タンニンのキレート作用よりもキレート力が強いので強固になったヘナの金属錯体から金属類を奪うことで構造が緩み還元剤が効きやすくなります。
イメージで言うと…
タンニンとケラチンタンパクをロックしてるボルトが金属イオンで、キャンサー29でそのボルトである金属イオンを緩めて取ってしまう感じです。
また金属類があること自体還元作用を弱めるのでキャンサー29でキレートするだけで還元力が正しく発揮されます。
なので強アルカリ還元剤だけでは半分不正解という…
ベストはキレート処理でヘナの金属錯体を緩めて、髪質に合わせた適正pHで還元すれば難なく矯正もパーマもかけることが出来ます。
それでもヘナが強固になっている場合は深部疎水還元が出来るスピエラにキャンサー29で還元してからアルカリ還元へ移行するpH移行還元がオススメです。
パーマの場合はまた別のコツがあるのでその辺はまたの機会にご紹介します。
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