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シリコンが邪魔で色が入らない!?

“流行”というのはほとんどが一時的なもので持続するものではない…が“流行”が定着して“習慣化”することもある。

以前から流行っていた“ノンシリコンブーム”が収束しつつあるかな?とここ何ヶ月か思っていたところ…なんだか再燃してるみたい^^

大手メーカーのCMや広告は絶大な力があるから一般の方はそうなんだ!!って疑うことも無く信じちゃうけど…僕の様な田舎美容師が“本当のところ”を言っても何言ってんの?って思われちゃう^^

ちょっとした誤解程度なら別にいいんですけどね、誰でも良くあることなので…だけどシリコンをよく知りもしないのにバッサリ否定されると電車の痴漢冤罪のように僕は感じてしまう^^;

別にノンシリコンを否定するわけじゃ無いんですけど、“Forest Shampoo”だってノンシリコンだしね…ただシリコンを完全否定するその考え方を否定したくなる天邪鬼な性格がウズウズしてくる^^;

で、ちょっとカラー剤で実験してみた♪

片方は高精製のホホバオイルのみを塗布

片方は100万csの高重合シリコンのみを塗布

その上からカラー剤を重ね付け塗布し20分放置…どちらが良く染まるでしょうか?

結果はこんな感じです↓

左が高精製のホホバオイルのみ

右が100万csの高重合シリコンのみ

一目瞭然!!シリコンが何か邪魔しました?

ちなみに化粧品に使われる最近のシリコンは網目構造…メッシュのような構造なので包帯のガーゼをイメージしてもらえばいいんですが、カラー剤でもパーマ剤でもトリートメントでも浸透できます^^

美容師さんにシリコンのコーティングイメージを聞くと何故かラップで包んだ感じ?って言われるので^^;

油剤によっては良いものも悪いものもあるってことですね♪

※ホホバオイルが悪くてシリコンが良いというわけでは無いので誤解しませんように^^

香粧品化学に詳しい方なら…なんでホホバオイルで比較すんの?って聞こえてきそうなのでもう一つ実験♪

愛車“ポケットモンスター”いつかはMonsterに乗り換え!!ってね^^話しが逸れました。

ホイール回りやエンジン回りの油汚れを落としてくれるパーツクリーナーという脱脂剤!!

そう、車やバイクの油汚れは工業用のシリコン油だったりする…化粧品用シリコンとは比較にならないくらい強力に張り付いて雨天の泥水に晒されても落ちない!!負けない!!

それでも…こういったものは脱脂剤を使えば綺麗に剥がせる…

ウィッグに張り付いている余分な油剤を除去するのに何回もノンシリコンシャンプーで洗うのが面倒だったのでこの脱脂剤で一気に除去!!

化粧品用シリコンなんかイチコロです^^

左は脱脂剤でウィッグに張り付いていた油剤を取り除き、今度は炭酸水でよーく洗い流してからドライした状態

右は100万csの高重合シリコンのみ

その上からカラー剤を重ね付け塗布し20分放置…どちらが良く染まるでしょうか?

結果はこんな感じ↓

もう一度言います…シリコンが何か邪魔しました?

一般的にシャンプー・トリートメントに配合しているシリコンってせいぜい1~2%くらいでしょ?しかも揮発性のタイプ…

よくシリコンは毛穴に詰まるって聞くけど…どうやったらシリコンが詰まるのか教えて欲しい^^;

本当に邪魔なのはシリコンじゃなくて他の油剤では?特に残留性の強い不乾性油!!

…それ以前にこんな実験方法が間違ってたかな^^;





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